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よくある質問

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睡眠時無呼吸症候群のCPAP療法ってどんな治療ですか?

CPAP療法とは鼻にマスク(酸素マスクのようなもの)をベルトで固定し、機械からモーターで空気を送り込みながら寝て頂く、睡眠時無呼吸症候群の代表的治療法です。
睡眠中に舌根の沈下などで狭くなった気道を、空気の圧力で押し広げることで治療をします。
下記はある患者様から寄せられたCPAP療法に対する実際の感想です。
これからCPAP療法を考えておられる方々のご参考になれば幸いです。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)に対するCPAP療法 :患者(Y氏)様のレポート

私が異常ないびきをかくことを妻や会社の友人から指摘されたのは、今から7年程前の40才を少し過ぎた頃でした。高血圧を指摘され薬を始めたのが、さらにその7年程前で肥満もありましたが、当時は何故いびきをかくのかも分かりませんでした。

5年程前から東京に勤務し、睡眠時無呼吸症候群(SAS)という病気の存在を知りました。インターネットで調べると港区や千代田区に専門クリニックがあることも分かりましたが、検査に一泊を要し費用もかかることから検査・治療は諦めていました。

その後に、ある呼吸器科の先生から私は間違いなくSASであり、肥満体であることから「ダイエットすると良いが、シーパップ(CPAP)療法をした方がダイエットも進むよ」と勧められました。この時は半信半疑で聞いておりましたが、CPAP療法がダイエットのためにも本当に重要な治療であることを当時は知るよしもありませんでした。

平成15年に中央内科クリニックで副院長(村松弘康先生)とお会いすることとなり、自宅で行える簡単な検査で、費用も安くSASの診断ができると勧められました。
以前に24時間ホルター心電計をつけた経験のある私としては、さほど苦にも思われず(検査は寝ているときだけなので)、さっそく診てもらうことにしました。

検査の結果は重症の閉塞型SASであり、SASに伴い夜間かなりの低酸素状態を繰り返しているため、すぐに治療を始めた方が良いことを説明され、CPAP療法を開始しました。
ショックだったのは、最長で約60秒間も呼吸が停止していたこと、中枢型のSASも合併しており、その時は呼吸をしようとする動作すらなくなっていることや、このままでは寿命が縮んでしまう可能性もあると説明を受けたことでした。
1ヶ月の治療費用4760円(一日約150円:3割負担の場合)もショックでしたが、おかげで「ダイエットするぞ!」と固い決意が生まれたのも事実です。CPAP療法はその姿を想像すると情けないような‥、外泊のときも携帯が面倒で‥、少し勇気のいる決断でした。しかし私の延命を考えると(家族のことを考えると)即決断をしました。

治療1日目は案の定なかなか寝つけませんでした。向かい風の中で息をするような‥、そんな表現が適切ですが翌朝目が覚めたときの爽快感は格別のものがありました。
4~5日間は寝つけない日々が続き、何と言っても鼻の回りが痛く、初めはベルト調節との戦いでしたが、鼻マスクのベルトは意外と緩めても良いことが分かりました。

そして何よりも目覚めの直後の爽快感に酔いしれました。それはまるで海の底から水面に顔を出し深呼吸をしたような体験であり、『寝ることが楽しい!』と感じました。
もともと目覚めは悪くない方でしたが、それは単に無呼吸により深い眠りにつけない為、いつでもあっさり目覚めることができただけだったのです。
ふだんは営業車で外回りの仕事をしていますが、治療の前後で生活に様々な変化が出てきました。CPAP療法を始めてから気付いたことを箇条書きにしてみます。

1.信号待ちで睡魔に襲われることがなくなった (以前は居眠り運転しそうでした。)

2.会議中や食後にも眠気が出ない、又は少ない (以前は眠くなると仮眠を取る、仮眠を取ると夜眠くならず夜更かしをしてしまうという悪循環もあったようです。)

3.たまの内勤日にも眠気が減った (以前はデスクワークの日はとにかく眠く、前日にどんなに睡眠をとっても睡魔に襲われていました。今では内勤日にも仕事に集中することができるようになりました。)

4.睡眠時間が短くてすむ (睡眠は量ではなく質であることを実感しています。)

5.二日酔い(飲酒翌日の頭痛)がなくなった (これは私にとって最も衝撃的な事で、何と飲んだ翌日も頭痛、頭重感が出なくなったのです。今までは飲んだ翌日は必ずバッファリンの愛用者で、自分が酒に弱くなったものとばかり思っていました。
しかし実際は、飲酒によりSASがさらに悪化するために頭痛が生じていたようです。
今ではアルコールの量にかかわらず、二日酔いと思っていた症状/頭痛は現れません。)

6.CPAPが好きになった (初めは憂鬱な機械でしたが、今は出張にも持って行きます。治療後の状態はCPAP機器に差し込まれたカードに記録されるため、カードを持参すると外来で無呼吸がどのくらい減ったかも分かるので診察が楽しみです。)

7.周囲の方から表情が明るくなったと言われる (おかげで営業成績も上昇です?)

CPAP療法開始とともにダイエットにも本格的に取り組むようになりました。
今まで長続きしたことがなかったダイエットも今回は続いています。
CPAP療法を続けていることでダイエット意識が途切れないでいるためだと思います。
食餌療法が中心で、体脂肪計を購入し、体重・体脂肪率を毎日記録することとしました。
運動療法に関しては、万歩計を付けて1日の歩数を記録するようにしました。
昼間の眠気がとれたことで活動的になり、歩くことにも以前より積極的になりました。
CPAP療法を開始したことによりSASと肥満の悪循環を絶ち切ることが出来たようです。
先生の「CPAP療法をした方がダイエットも進むよ」という言葉の意味を実感しています。
今では本当に『命拾いをした!』と感じている毎日です。

よく「大きな器具を顔に装着して眠れるの?」と聞かれますが、今では全く気になりません。それどころかCPAPを装着すると寝つきが良くなるほどです。
我々は寝るとき布団を首までかぶって寝ていますが、何の違和感もなく寝ています。
夜寝るときに、かけ布団なしで寝ることのほうが寝つけないのではないでしょうか。
(慣れとは恐ろしいかもしれませんね)

CPAP療法なしで眠れるようになるまでには、もう少し時間がかかるかもしれませんが、これからもがんばってダイエットに励みます。肥満が関与しないSASもあるようですが、私の場合はダイエットが一番の治療ですから‥。

(中央区日本橋/中央内科クリニック)