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特定健診・特定保健指導

特定健診・特定保健指導とは?

国が健康診断を義務付け、生活習慣病(特にメタボリック症候群)に注目して、生活習慣指導を行うことまでを義務付けた制度です。
生活習慣に対する指導内容としては、従来から言われる運動・食事指導だけでなく、喫煙習慣に対する指導(禁煙指導)の重要性も強調され、従来の健康診断ではほとんど指導されることがなかった方にも、今後はきびしく生活習慣の改善が求められることとなります。
このような制度が導入された主な目的は、医療費の抑制と、健康寿命の延伸です。
日本の3大死因は、癌(第1位)と心筋梗塞・脳梗塞(動脈硬化)であり、癌と動脈硬化の予防が国をあげての仕事となったのです。
癌と動脈硬化を起こす「悪い生活習慣」が、「喫煙と肥満(食べすぎ・飲みすぎ・運動不足)」なのです。
「悪い生活習慣が原因で発症する病気なら、発病してから薬で治療するのではなく、生活習慣の是正で発病自体を回避すべきである」という基本的な考えに、ようやく国も辿り着いたようです。
「肥満から動脈硬化が進行するなら、糖尿病になる前にやせよう!」
「発癌物質を吸って癌になるなら、癌になる前にタバコをやめよう!」
といった当たり前の考え方が、特定健診の理念なのです。

(中央区日本橋/中央内科クリニック)

メタボリック症候群健診(メタボ健診)とは?

平成20年4月から40歳以上の国民に対して、メタボリックシンドロームに着目した生活習慣病予防のための特定健診・特定保健指導が実施(義務化)されました。
企業の健康保険組合や国民健康保険を運営する市区町村などに採用が義務づけられ、将来的に医療費を抑制し、健康寿命を延ばすことが目的です。
メタボリック症候群とは、内臓肥満(腹囲が男性で85cm以上、女性で90cm以上)に加えて血圧、血清脂質、血糖の3項目のうち2項目の異常が重なって 存在する状態のことで、放置した場合には、心筋梗塞や脳卒中、糖尿病などに進行する危険が高いことが分かっています。
厚生労働省の調査では、20歳以上の男性の23%、女性でも9%の者が、メタボリック症候群に該当するとのことで、メタボ予備軍(ウエスト周囲径に加えて 3項目の基準値を1つでも満たす人)を含めると、40歳以上の男性では2人に1人、女性では5人に1人もいることになり、日本は“メタボリック大国”ということになります。(※)
またメタボリック症候群の人の医療費は、通常の3倍とも言われており、医療費抑制の面からもメタボリック対策は緊急の課題なのです。
メタボ克服で総医療費が2兆円も抑制できるという試算もあり、新たな国民病としてのメタボリック症候群への対策が緊急課題として浮上し、メタボ健診が導入されることとなったのです。
さらに特定健診が画期的である点は、是正すべき生活習慣として「喫煙」をあげていることです。昔から「喫煙」が心血管病変のリスク因子であることはよく知られてきた事実であり、「禁煙の重要性」を指導することは当然のことであると言えるでしょう。
当院ではメタボリックシンドローム健診と、きめ細かな保健指導を受けることが可能ですので、おまかせください。

(中央区日本橋/中央内科クリニック)

◆参考資料◆

出典:「平成28年国民健康・栄養調査」(厚生労働省)(2019年11月11日に利用)(PDF)

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